2012年ノロッコ号の旅
 流氷を見ようと、2月中旬に網走方面旅行したのですが、流氷接岸のタイミングを、悲しいかな、外してしまい、宿泊した知床斜里駅前のホテルからも見えるのは青い海だけで、これでは、オーロラ号や紋別のガリンコ号に乗っても、見物は厳しいかなと。。2年前に旅行したときは接岸していましたが、近年の温暖化の影響か、ごつごつした流氷は厳しくなってきたなと思います。うまくタイミングが合って知床の方で無いと今後は見れないような気がします。
と言う事で、流氷は諦めて、いつもの旅行とは違う変わった趣向は無いかと模索してましたが、この前日釧網本線で夜に緑行きの列車に乗った際に知床斜里駅で停車していた流氷ノロッコ号が気になり、うまく指定席が取れたら乗ってみようという事になりました。

朝、知床斜里駅に行ってみたら、ちょうど後ろの席が2席空いてると言う事で8:55発の網走行きと、帰りの網走10:25分発の往復が確保でき、往復2時間ほどのちょうどいい距離の旅行をする事にしました。ホームには前日から列車が停車しており、コレに乗るんだなと思っていました。列車は普通の客車と展望タイプの5両編成でディーゼル機関車にひかれて網走に向かいます。
 今時客車列車というのは、思いつくだけで寝台特急の北斗星、急行のはまなすとかくらい(北海道では)で、昔のようにいつでもどこでも走っていた時代では無いので、このような観光列車でも、とても貴重な感じがします。

最後尾はオクハテ510という形式で、車両の形を見て、すぐ50系客車改造だなとわかりました。展望タイプで無いタイプはオハ510という形式で中はほぼ、50系客車のままで学生時代通勤時によく乗った、あの赤い客車そのもので、とても懐かしく感じました。で、このノロッコ号ですが、車内は観光列車という事で色々改造されています。入り口は両端二つあったのが一つに改造され降り、中に入るステップ付近には漁で使う浮きが、モニュメント的においてありました(笑)。

座席はまるで60系客車を思わせる(笑)、木の座席で座ってみますと、きんきんに冷えており、発車20分前くらいに改札抜けて座りましたが、とにかく寒い。
 ガリンコ号乗船対策用に持ってきた、ホカロンを即座に背中に貼り付けました。それでも手足はしびれるくらい寒く、終着網走まで、車内でも暖まる事無く、白い息を皆吐き出しておりました。まあ、極寒体験と言う事で、こういう風にしているのでしょうが。。

車両の真ん中から少し出口側にはだるまストーブがおいてあり、燃料の石炭もそばにおいてあります。誰でも、石炭をくべて入れられそうです。車内に入ったときには、何かぷーんとにおってきましたが、これは3号車にある売店でするめを購入して、このストーブの上であぶって食べるというイベント(笑)のためで、終始うまそうな臭いが漂っておりましたが、私は熱いそばを食べたいと思う願望が強く(笑)、網走に確か立ち食いそば屋があったはずと終点まで耐えました。むき出し構造のためスピーカーもこのように向きだし配線です。
 8:55知床斜里出発の流氷ノロッコ2号は定刻通り観光客を満載して発車しますが、指定席だったためか、もっと混雑しているイメージとは違い、ゆったりしてました。普通列車で網走まで行くと、約40分くらいの所を1時間くらいで進みますので、特に、のろいとかそういう感じはしませんでした(笑)。

ただ車内はとにかく寒く、木バリの座席は寒さが直で、お尻に伝わり、マフラーを座布団代わりにしていくらかマシという感じで、1時間ならいいものを、帰りもコレでは辛い。。と思いました。止別、浜小清水辺りは、車窓でオホーツク海も眺められますが、肝心の流氷は、見当たらず、海水が凍り付く前の状態でシャーベット状になっている雪泥という状態の、薄緑色の海を見るだけで、たまに流氷のかけらがあるくらいでした。。
 ただ、客車で揺られての旅は、懐かしい感じがしてとても楽しかったです。列車は北浜駅に停車して、乗客はほとんど下車しました。どうしたのかと見てみるとそこに観光バスが何台も停車しており、ノロッコ号は一部区間乗車という、観光ツアーの一部分だったようです。オホーツク海がよく眺められる区間もこの辺りまでなので、北浜~網走間は、はしょってるのでしょうが。。

乗客も一気に減り、がらんとした車内になったので、今度は、ゆっくり、うろうろしながら楽しみます(笑)。ストーブのそばに行きましたが、暖かくて最高でした。流氷ノロッコ号はこの付近の座席が確保できれば、最高でしょう。
 網走駅に着いてから、一度改札を抜けて、トイレと、念願の立ち食いそば屋と駆け込みましたが、そば屋は休業でした・・。この所の運のなさに閉口です。仕方ないので、暖かい自販機のコーヒーで耐える事に。。帰りも指定席を取ったのですが、あまりの寒さで、知床斜里まで辛いなと思い、暖房がほどよく効いた普通車両タイプのオハ510に移動、終点知床斜里まで、数人の客しかおらず、快適に過ごせました。

観光で来る人は、ほとんどストーブ列車の方に行くので、こちらはガラガラです。景色も十分楽しめるので、もし次乗車するときはこちらに。。と思いました。
 機関車は前後入れ替えをしないでそのまま推進運転で知床斜里に向かいます。後日wikiで調べましたが、最後尾のオクハテ510は機関車を遠隔操縦する運転台が設けられており。。と言うことでして、いちいち入れ替えをするのが面倒なのか。。最後尾車両は展望タイプにすればいいのになと思いましたが。。

まあ、それでも今では貴重な客車(もと50系客車)の旅ができ、楽しかったです。釧路からはSL冬の湿原号が走っていますので、むしろこっちの方が人気なのかなと。。是非とも乗車してみたいです。