長距離列車(滝川釧路)の旅 その2
滝川釧路間の2429D乗車次の日は釧網本線と石北本線で網走旭川と向かって自宅のある岩見沢へ向かいます。釧路駅に8時半頃に到着し駅の撮影をしました。出張で何度か訪問している釧路駅ですが、まじまじと観察することは無く、やはり駅訪問で色々観察するようになってから明らかに違う視点?で見ていますね(笑)。

駅前にはSLの動輪オブジェがあったり、ホームには太平洋炭鉱で採掘される石炭がおいてありました。また、滝川側には道祖神なのか狸がまつられていたりで楽しいです。釧路は釧路湿原など観光地が満載のこの地域の拠点になるであろう都市なのでホーム上にはあらゆる観光アピールが(笑)、この時期でも外国人旅行客多く驚きます。 
 快速しれとこは、まずまずの乗車率で予想通り観光客もかなり乗り込んでいました。その前の釧網本線網走行きは朝6時頃ですが、さすがにその時間ですと釧路駅の写真が暗くて撮影できないので今回は混雑覚悟でこのしれとこに乗車しました。席はほぼ埋っている感じでした。
 釧網本線は、釧路湿原やオホーツク海などの付近を通るため車窓が素晴らしくよく、いつの時期に来ても北海道の雄大な景色が楽しめます。ノロッコ号なども走っており、JR北海道の中でも観光路線として有名でしょう。この時期は紅葉が見頃より少し枯れてきた感じですが、雄大な景色を堪能できました。
釧網本線はキハ54が走っていますが、留萌本線のキハ54と違い、シートは釧路らしいものになっています。留萌本線で何度か乗車した物は、シートもかなりへたっていましたが、こちらは乗り心地も良かったです。途中線路上に鹿が飛び出してきたらしく急ブレーキで停車したようですがアナウンスも無く、その後発車しました。列車待ち合わせの停車や急停車のアナウンスはその列車によってしたりしなかったりで対応が違うのだなと思いました。乗客は急ブレーキに、ざわつきましたが、その後何も無かったように発車したのでみな落ち着いたようです。 
釧路湿原は茅沼、五十石駅くらいまででしょうか。その後は東の方に根釧台地を感じながら?標茶、 摩周、川湯温泉と進んで行きます。小説赤い人で読んだことのあるアトサヌプリは川湯温泉駅手前でこの付近を通ると卵の腐ったような言おう独特の臭いが漂ってきました。明治初期囚人が硫黄採掘のためにかり出され苦労したことが書かれており、つい小説を思い出してしまいます。摩周から清里町駅くらいまでは山間部を通過するので勾配がきつそうです。エンジン音がうなりを上げているのがわかり列車もゆっくり進みます。峠を越えて下りになり緑、札弦、清里町駅と進んで来ますが、右手には斜里岳が見えているはずですが、あいにく東方向は曇っており斜里岳を見る事が出来ませんでした。

知床斜里駅で6分ほど停車、ここで釧路、摩周当たりで乗車してきた観光客もどっと下車します。この先網走までは右手にオホーツク海が見えてきて水深で色の違う海を眺めがら進みますが、知床斜里当たりでは暴風と雨で驚きました。浜小清水でも観光客がどっと乗車してきました。原生花園も通過しますが、この時期には花はほぼ咲いていないようで、荒々しいオホーツク海からの風だけで草木がなびいています。
12:05に網走に到着。向かいには12:10発石北本線普通列車が待機しておりました。網走駅でいつも立ち食いそば屋があるのが気になっていましたが、この日も営業しておらず、いつになったら食べれるのかと思い、列車に乗り込みます。石北本線も日中あまり乗車する機会が無く、学生以来で、日中乗車することが多かったのはむしろかつての湧網線の方が多かったです。 湧網線も網走湖が見えたはずです。秋の網走湖は初めてでしたが、水がかなり濁っていました。
呼人女満別と進み、秘境的な西女満別も通過、乗客もそれほど多くなく北見駅に到着しました。

北見駅で下車し1時間後のオホーツクで遠軽に向かうのですが、その際にご当地メニューの北見焼きそばを食べようと行く店も決めていましたが、しばらく休店との事、あたりにめぼしい店も見つからず、キヨスクでパンを購入。駅の写真を撮ろうと駅員に伝えたが、特急自由席の公平性があるので改札時間まで入れられないということで駅の撮影は断念しました。自由席の乗客はそれほど多くないようで十分座れたのですが、言われたことももっともで、北見駅の写真は諦めることにしました。

はるばるここまでやってきて何も得るものも無く、がっくりとベンチで列車を待ち、一番最後に乗り込みましたが、少し前に入場券で入れば良かったのか、私の配慮が足りなかったのか残念ですが、北見駅の写真は、もう撮影しに行くことは無いと思いました。意気消沈し、そのまま帰ろうかと思いましたが、気を取り直して遠軽で下車しました。
 遠軽駅では、旭川行き普通列車が1時間ほど待たないとならないので、以前より気になっていた立ち食いそば屋で具が全部入ったスペシャルという蕎麦を食べました。汁の味は、懐かしい感じのする味でとてもおいしかったです。

遠軽16:12の旭川行きは、数少ない丸瀬布上川間の白滝シリーズの全駅に停車する列車で一度乗車してみたかったのです。この時期は夕方4時頃はすでに暗くなりますので夏に乗るのがいいのですが、そうも言ってられません(笑)。
日曜日のこの時間なので乗客もあまりいなくて2両編成のワンマン列車は、がらがらです。後ろの2両目に乗車しましたが、上川まで誰も乗ってきませんでした。暗くなってしまい写真も厳しいのですが、駅到着のアナウンスを聞きながら、iPhoneで位置を確認しました。

列車は瀬戸瀬、丸瀬布と数人ずつ下ろした後下白滝、旧白滝、白滝と進みます。上白滝ではなんと遠軽から乗車した老夫婦が下車しました。この駅の列車も朝夕数本だけなので、定期的に利用するにはとても厳しそうですが、利用客がいることに驚きました。以前上白滝駅に訪問した際には白滝駅からタクシーで上白滝駅まで来てそこから、この列車に乗車したファンがいましたが、 地元の利用客がいるから駅があるのかなと改めて思いました。去年の宗谷本線の時も天塩川温泉駅で下車した方もいたりと、実際に乗って様子を見てみると新たな発見があり楽しいです。
 上白滝から上川まではこの4626Dは時刻表では54分と他の列車と比べて異常に時間がかかっていますが、それはかつて旅客扱いのあった上越駅で列車待ち合わせでしばらく停車するからでした。こうして時刻表からも姿を消した駅でも信号所として立派に機能しているのは、やはり乗車してみないとわからないことでした。

北海道の駅を全部制覇するのは来年辺りになりそうですが、できればこうした信号所も訪問してみたいです。昨日の根室本線でも駅名標の看板がある信号場があり是非とも訪問してみたいと思いました。18:16に上川に到着。この時間になると駅は無人で閑散としていました。40分ほど時間があるので、何度か行っているラーメン屋に小走りで10分ほどで行き、味噌ラーメンを食べ、18:53発車までぎりぎりで戻ってきました。食べてすぐ走ったので、吐きそうになりましたが、ラーメン屋のご主人が私の荷物を見て、わざわざ遠くからありがとうございましたと言ってくれたのが救いでした(笑)
列車に戻って見ますと乗客は変わっておらず、4名ほどでした。旭川までは将軍山と北日ノ出が通過で全部停車していき定刻で旭川に到着し、根室本線、釧網本線、石北本線と回ってきた旅も終わりました。

旭川からは札幌行きスーパー宗谷自由席に乗車しましたが、中に入るや、酒とその他もの凄い臭いがし、携帯電話は大きな音で鳴り、おまけにデッキはたばこの煙でもくもくと世紀末の香りで早く岩見沢について欲しいと思いました。